会社の医学 会社の寿命

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会社の寿命

人には、老衰、事故、病気など様々な要因があるにせよ、「死」という避けられない宿命があります。

そして、同様に、会社にも寿命があります。

会社の医学

会社の場合、後継者がいなければその代で廃業となるケース(老衰)、災害や取引先の倒産などの防ぎ難い被害を被るケース(事故)、経営マネジメントの失敗(病気)により消滅していきます。

設立後3年以内に約4割の会社が消えていき、設立後10年以内に消えていく会社は6~7割と、非常に多いのです。
そして、30年を超えると老舗企業といわれますが、その30年が一つの節目と言われています。
会社は、もともと、「潰れるようにできている」脆いものです。
盛者必衰による会社の誕生と消滅は、いわば、会社の寿命という宿命なのです。

過去に栄華を誇った会社が衰退していくことは、よくあることです。
業績の好調な時は、その会社の強みとなる「成功パターン」が存在していたのは間違いありません。その「成功パターン」を繰り返すことで、会社も成長してきたはずです。

ところが、この自社の強みが通用しなくなると、業績が悪化していくのです。
通用しなくなる要因は、市場の縮小、競合他社の増加といった「外部環境の変化」もあれば、優秀な営業部長の退職やカリスマ社長の引退といった「内部環境の変化」もあります。

中小企業は、特に「成功パターン」のバリエーションが少なく、環境変化に適応していくことが難しいのが現実です。そこで、新たな「成功パターン」を見つけた会社だけが生き残っていけるのです。

会社の医学

人の体は、一つの体に一つの命ですが、会社は、一つの体で生まれ変わることもできます。
この点が人間との大きな違いです。

では、どうすれば新たなパターンを生み出すことができるのでしょうか。そのヒントは、多くの場合、その会社自身が持っています。
そのヒントが「会社の病」です。

風邪をひいたら、皆さんはどうしますか?
ちなみに、風邪は鼻、のど、気管支などの粘膜に急性の炎症がおこる病気の総称です。風邪の症状は、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、せき、発熱などです。

風邪の場合、たいていは症状があるため、風邪の具合を自分で判断して、症状が軽ければ市販の薬を飲んで安静にして、症状が重たければ病院に行って医師に診てもらうでしょう。

病は、多くの場合、症状をともないます。その症状をできるだけ早く認識し、そして適切な治療をすることが大切です。
しかし、症状に気づかなかったり、気づいていても大したことないだろうと高を括ったりすると、さらに症状が悪化し、手遅れになってしまうこともあります。

会社の場合も、同じことが言えます。
経営者は、自分の会社が健康(最良の状態)であることを願っており、長生きすること(経営が将来に渡ってうまくいくこと)を望んでいます。 そのためには、自分の健康状態について日常から注意を払うことが重要です。

会社の医学 目次
  • 1. はじめに
  • 2. 会社の寿命
  • 3. 会社の病とは
  • 4. 経営の基本 (1) 軽率な経営者
  • 4. 経営の基本 (2) 軸がない経営者
  • 4. 経営の基本 (3) 状況を判断できない経営者

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